チャットボットをLINEで利用するには?ID連携で満足度アップ
チャットボットをLINEに取り入れてIDを連携すれば、ユーザーと企業ともにメリットがあることについて解説しています。コミュニュケーションアプリとして、LINEは幅広い年代に浸透しています。
実際にさまざまな企業が、LINEのチャットボットを活用しているのはご存じですか?
例えば、ヤマト運輸。配達状況の確認や再配達の依頼として活用できます。電話で問い合わせすることなく、LINE上で完結できるというメリットがあります。このようにLINEを活用するメリットは大きく、今後企業に取り入れていただきたいコミュニケーションツールでもあります。
本記事では、チャットボットをLINEで活用する方法や活用事例などをご紹介しています。
目次
LINE上のチャットボットとは?
そもそもチャットボットとは、インターネット上でリアルタイムに会話する「チャット」と、一定の処理を自動化したプログラム「ボット」を組み合わせたものです。チャットボットを利用することによって、チャット上で人に代わって自動応答をしてくれます。
2016年に「Messaging API(メッセージングエーピーアイ)」をオープン化したことにより、チャットボットをLINE上でも利用できるようになりました。Messaging APIを使うことで、チャットボットの導入が実現します。
普段の生活において、コミュニケーションアプリはどのようなものが利用されているのか見ていきましょう。
コミュニーケーションツールとして年代問わず浸透しているLINE。
20〜30代においては、”83.8%”にもおよぶ人がLINEを活用しています。積極的に活用すれば、ユーザーと企業の接点の増加につながり、より親密なコミュニケーションが実現できます。
チャットボットをLINE上で利用するには
企業がLINE上でユーザーとのやりとりを実現させるには、大まかに2つの手順が必要です。
1つ目は、LINEが提供する「Messaging API」を使い、チャットボットを作成する必要があります。
2つ目に、チャットボットの作成が完了したら、LINE上で利用できるようにテスト運用を行い、問題なく動くか確認したうえで本番環境にうつります。
※利用する際にはLINE公式アカウントが必要です。
では、「Messaging API」「LINE公式アカウント」とは何か、解説していきます。
Messaging APIとは、LINEがオープン化している機能をユーザーとのコミュニケーションを図るために、用意されている窓口のことです。
LINE公式アカウントとは、企業がLINEのアカウントを取得し、ユーザーと企業がダイレクトに情報をやりとりできるサービスです。
普段の生活で大半の人が利用しているLINEは、チャットボット導入においてぜひ取り入れたいものです。
チャットボットを導入したい企業にとって、「プログラムに詳しくない」「チャットボット導入方法がわからない」といった課題が挙げられます。そのようなときには、LINEのチャットボット設計から導入まで行っているサービスを上手に活用するとよいでしょう。
チャットボットをLINEで活用するメリット
Webサイト上にチャットボットを導入するメリットとして、オペレーターの負担軽減、コンバージョン数の増加などがあります。
LINEにチャットボットを導入した場合には、どういったメリットがあるのか見ていきましょう。
手軽かつ気軽にコミュニケーションが取れる
上述したように、LINEは幅広い年代に利用されています。Webサイト上のチャットで問い合わせをするよりも、LINEアプリを開いて簡単に疑問を問いかけられるので、問い合わせに対してのハードルを下げられます。
ユーザーからの問い合わせ対応だけでなく、企業からも商品やサービスの案内をしやすくなるでしょう。その結果、サイトへの誘導も気軽に行うことが可能です。
さまざまなメッセージタイプを利用できる
LINEのチャットボットでは、多くのメッセージタイプを利用して、コミュニケーションを図れます。さまざまなメッセージタイプを活用すると、視覚的に伝わりやすく、ユーザーの理解にもつながりやすくなります。
Web上のチャットボットでは、基本テキストベースでやりとりを行います。音声や動画を使ったりもできますが、LINEほどメッセージタイプの充実はしていないでしょう。
では、LINEにおいてどのようなメッセージタイプを利用できるでしょうか。
テキストメッセージ | 通常のチャットボット同様、テキストメッセージでやりとりができます。 LINEで使える絵文字も一緒に利用できます。 |
スタンプメッセージ | LINE上のスタンプをメッセージで利用できます。 スタンプを利用することで表現の幅も広がります。 |
画像メッセージ | 画像を送信できます。 視覚的な情報としてインパクトが与えられます。 |
動画メッセージ | 動画を送信が可能です。 動画で手順やサービスの案内などを行えば、ユーザーの理解も深まります。 |
音声メッセージ | メッセージとして音声ファイルを送れます。 電話のような体験、テキストではわかりづらい内容の説明で使うと効果的です。 |
位置情報メッセージ | 位置情報を送れます。 お店の場所を知らせるのに利用できます。タップすればGooglemapが開き、経路案内に役立ちます。 |
イメージマップメッセージ | サイズ指定した複数の画像上に、タップすると該当カ所へリンクするよう設定を行い、送信します。 複数の商品を案内し、サイトへ誘導するのに便利な方法です。 |
テンプレートメッセージ | 4種類(ボタン・確認・カルーセル・画像カルーセル)のテンプレートを使ったメッセージを送れます。 タップするとアクションを実行できるため、チャットボットをより手軽に利用できます。 |
Flex Message | レイアウトを自由にカスタマイズできます。 より自社に合ったデザインにしたい企業にはおすすめです。 |
アカウント連携ができる
LINE公式アカウントと友達になっているユーザーと、自社のサービスを連携できます。
アカウント連携することにより、既に自社のデーターベース上に登録している会員かどうか判別が可能です。LINE上からECサイトなどへアクセスするとき、2回目以降にログイン情報の入力を省略できます。
そのほかにも便利な機能があるので、後述する活用事例をご覧ください。
有人対応切り替えも可能?
LINEのチャットボットでは自動応答に加えて、有人対応の切り替えも可能です。最初はボットで対応して、途中からオペレーターによる対応へ変更できます。
人間味のある対応を求めているユーザー、細やかな対応を心がけている企業にとっては活用すべき方法です。
Webサイトに導入するチャットボットよりも、多くのメッセージタイプを使って返答を行えば、さらにユーザーの満足度は高まるでしょう。
LINEと連携したチャットボットの活用事例
LINEの利用が活発化したことにより、多くの企業がチャットボットをLINEに取り入れた取り組みを行っています。LINEのチャットボットを活用すれば、ユーザーだけではなく、企業にもメリットがある点を確認いただけます。
実際にLINEがどのように活用されているのか、3つの事例をご紹介します。
事例1. ヤマト運輸
ヤマト運輸では、LINE上で配達状況の確認や再配達依頼が行えます。
そのほかにも、クロネコIDと連携することで、受取場所や日時変更からLINE上で送り状の発行まで可能です。
ユーザーがLINE上で状況の把握や変更ができることによって、企業への電話問い合わせが減り、配送者が不在時に商品を届けて再配達するという手間も省けます。
事例2.郵便局「ぽすくま」
ヤマト運輸同様に配達状況や再配達依頼ができるほか、集荷申し込みや転居届の申し込みができます。ヤマト運輸とは異なる点として、LINE上に画像を送るとオリジナルの切手が作成でき、購入まで可能です。
ついつい忘れがちな転居届を郵便局に訪れることなく、LINE上から変更できるのはユーザーにとってありがたいでしょう。
事例3. ZOZOTOWN
ファッション通販サイトとして有名なZOZOTOWN。
値下げ情報をタイムリーに入手でき、お気に入り登録したアイテムを使用したおすすめのコーディネートを教えてくれます。
リアルタイムな情報が入手できれば、セールに出遅れて購入できなかったということも減り、企業にとっては商品案内の広告として最大限に活用できます。
まとめ
チャットボットをLINEで活用するメリットは、ユーザーにも企業にもあります。
手軽に利用できる点、商品やサービスを案内しやすい点は双方にとって最大の魅力です。
また、LINEのIDと自社サービスのIDを連携することで、さらに便利に利用でき流でしょう。LINEで利用できるチャットボットを最大限に生かして、売り上げの向上につなげてくださいね。
LINEの有人対応代行もneneで行っていますので、よりよいサービスを提供したいとお考えの企業はぜひお問い合わせください。
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